鑑賞した日付:2020年9月16日
TVドラマ「半沢直樹(シーズン2)」  作者:池井戸 潤
★★★★★
総合点:93点/100点

 日本の、TBSのテレビドラマ「半沢直樹:シーズン2」を視聴しました。
シーズン1は世間的には大評判大好評だったらしく、話題になっていてダイジェスト映像みたいなのは何度も見ていて面白そうだったので、このシーズン2はちゃんと…と言うほどでは無いが見てみた。

 うむ…。確かに面白い。とても面白くて良かった。
全体的に芝居がかっていて物凄く誇張されて大げさに演じているけれど、それももう、そういう、一種のギャグみたいな感じにデフォルメされているので良いと思う。勿論、あくまでも創作物であり、「こんな銀行あるわけない!」などという評がたまにあるけど、そういう評はそれこそナンセンスというものだ。劇として面白ければ良いのだ。日本でこういうやりすぎたデフォルメギャグみたいなドラマを作るとか、他にあまりなくて凄い!と思った。日本のドラマ班もなかなかやるじゃないか!と。邦画を作る(日本映画関係の)連中なんかよりもよっぽど面白いしセンスが良いし腕が良いと思った。まあ、その辺のことに関しては、ある意味、アメリカでも、現在は映画よりもドラマに力やお金が使われているという見方もあるけれども。

しいて言うなら、シーズン1もそうだったけれど、実はこのドラマ、最終話だけ見れば良いというかw、「最終話が全て」みたいで、最終話を見れば大体全容が分かりますよっとw。今までいろんな悪い事をしてきた人の証拠をかき集めて、最後にそれを突き付けて、泣きながら全力で「土下座しろー!」と絶叫して土下座させる話ですwww。セリフに力を込めすぎて変顔コンテストみたいになっているドラマとも言える。でもそれが面白いというか。

堺雅人とか、ホント気持ち悪くて面白かったですw。
あと、柄本明の演技が何気に良かったというか、こんな演技ができる役者だとは思わなかったというか、意外と良かった。やっぱり「憎たらしい政治家」の役とかは上手いなと。名演だったと思う。
人気のある、つまり注目されている作品ということもあり、また、脚本が良くて、役者が活き活きしているというか、役者にとってもやりがいのある仕事になっているんだなという、本気度みたいなものが伝わってきて良かった。アンジャッシュの大島さんの演技も良かったw。

普通に、非常に面白かったです。



半沢直樹(2020年版) -ディレクターズカット版- Blu-ray BOX
今井朋彦
TCエンタテインメント
2021-01-29