鑑賞した日付:2018年9月8日頃から
「物語シリーズ」  作者:西尾維新  新房昭之
★★★★★
総合点:12点/100点

化物語から傷物語を含め終物語、そして続・終物語まで、現時点で映像化されている全ての作品を鑑賞し、それらをすべてまとめてここに評価しておく。つまり逆に言えば原作は読んでいない。ただ、西尾維新が全て書いているというオーディオコメンタリーについても全部聞いた。(しかも常に作業用として流しているので優に100回通りくらいは聞いた。これはイイ事とは言い切れないが…。)

西尾維新の良さというのは印象に残るセリフ回しにあると思うし、全体的には面白いし嵌るし、カッコいいシーンや良いシーンや良いネタがあるが、どうにもロリコンを肯定しているロリコンギャグや近親相姦ネタなどがダメすぎる。まさにキモいオタクの悪いところが全部出ている。

主人公の阿良々木君のキャラや言動もあまり好きになれない。常に幼女に性的なイタズラをしようとするところは勿論だが、それ以外にも、ずっと年上で(神原の母親とほぼ同年代ということから)親子ぐらい歳の差があるはずの忍野メメを呼び捨てにしてタメ口をきいていたりするところなど、共感できないしちょっと引くわ。(結局のところ、神谷浩史と櫻井孝宏が同い年だったりするのも関係しているのかもしれないけど、それも含めておかしいと思う。)
まあ、阿良々木君は人類を捕食する憎き「吸血鬼」を助けてしまった人類の敵的悪の大魔王であり、本当の人類のヒーローは影縫余鶴や忍に食われてしまったギロチンカッターなどで、主人公で正義マンなのに悪の象徴、ダークヒーローでもあるので仕方のない部分もあるだろうが…。
また、かなり老齢老獪なおばさんでもそんな言動はしないだろう…というような言動をする女子高生たちも違和感があり過ぎる。羽川翼や戦場ヶ原ひたぎの振る舞いや、特にセリフ回しは、まるで45歳過ぎの洒落たオバサンみたいに見える。。まあ、それが面白いところとも言えるけど。これは村上春樹の小説に出てくる登場人物等にも言えることで、トラックの運転手がプロレタリアがどうのこうのと説明しだしたりとか、そんな奴いるわけね―じゃん!みたいなw。オイラーに憧れたり「深窓の令嬢」なんて言葉を使う女子高生が居るかよ!とw。

とにかく、作品としてはそれらを全部補って余りあるほど、真似たくなるセリフや良いシーンがあるので結果的には良いアニメ的印象を持つし、実際、僕自身、これだけ全部見ているということはつまり完全に“嵌って”いるのだが…。こういうものを肯定してはいけないと思う。
普通に警察に通報するレベルの倒錯した異常性愛を臆面もなく見せられている様で不快。なにが「都条令にひっかかる…」だ!面白くねぇよ!とにかく、何かに付けオタク的な性的な表現を入れようとしてくるのが非常に宜しくない。
制作者はそれが面白いと思ってやっているのだろうが、それが非常に面白く無いし宜しくないということだ。
とにかく事あるごとに性的なギャグや描写に持っていこうとするのが宜しくないし面白く無い。

制作者や制作陣がその演出やその他すべてにおいて、酔っているというか、ノリノリで狙いに行っている様なところ、つまり作品に対する熱があるというか、そういうのは本来は良い事でもあるのだが、この作品は幼児性愛や近親相姦や妹萌えとかセリフとか演出とかギャグとか美学とか、そういうモノを押し付けすぎ。カッコつけすぎ。

要するに全体的に“押しつけがましい”のだ。
とある性犯罪者のクリエイターによる独りよがりの芸術作品としてやっているのなら良いのだろうが、特に上述の様な異常性愛についてまで押し付けてくるので気分が悪くなる。
見ている側としては、「別にエッチなアニメ絵(HENTAI)を見たくてこの作品を鑑賞してるんじゃないんだよ!」と言いたくなる。「絵じゃん!」と。

偽物語などは総合点で言えばマイナス80点くらい。暦物語なども全然面白く無かった。
続・終物語などは阿良々木と老倉育を恋仲みたいにする為に「戦場ヶ原には裏の面はなかった!」ということにして登場させないというのはもう苦しい。無理がある。要するに阿良々木ハーレムなどと銘打った風呂敷を広げ過ぎなのだ。

性的な描写が多い…ではなく、これはほんの少しシリアスな場面もあるロリオタのキモいアダルトHENTAIエロアニメである。
どうしようもないキモオタの性犯罪者用エロアニメにしては、真面目なシーンも多くあるアニメといった感じか。
西尾維新という人のキモいオタクっぷりを思う存分大爆発させている作品という印象。シャフトの芸術的な演出で素晴らしいアニメのように思われがちだし、実際、非常に見やすいものになっているのだと思うけれど、ストーリー的にもそれほど良いものでは無い気がする。西尾維新を神格化しているような人達もいる様だが、意外とアラもあるというか、この作品では辻褄が合っていなかったり御都合主義だったり、ダメな部分も散見されたと思う。それを言葉数・手数の多さで誤魔化している様なところもある。上記でも少し触れたが、要するに“酔っている”んだな…と。知識をひけらかす愉悦みたいな感じに。

結論としては、良い部分とダメな部分の差が大きすぎる作品で、悪い部分がその殆どを占めているということ。

ただ、涼宮ハルヒシリーズもそうだけど、全編を通してどことなく知性を刺激する様なところがイイんだろうなと思う。

とにかく、
「まどマギ」は関わった人はすべて尊敬するというレベルだけど、
この作品の場合は関わった人すべてを軽蔑する。
僕はキメ顔でそう言った。

↓↓↓↓以下、ネタバレ的考察↓↓↓↓

じゃあその両方で声優をやっている斎藤千和さんや喜多村英梨さんや水橋かおりさんはどうなのかしら…?
ということはさておき、とにかく僕が言いたいのは、
とりあえず臥煙伊豆湖さんは未来人だよね!?
未来人だから、「私は(過去に起こったことは)なんでも知っているよ!」と言うのだろう。
そうでなければ「なんでも知ってる」なんて言わないでしょ?普通は。
ではなぜ、臥煙さんが未来人なのかと言うと、それはおそらく斧乃木余接を作った呪いで未来に飛ばされてしまったのだろうと考察してみた。

斧乃木余接を作った影響はそれぞれ、
影縫・手折 → 地面を歩けない。
貝木 → 好きな人に永遠に会えなくなる。若しくは好きな人が死ぬ。
忍野メメ → 定住できない。一生自分の寝床や家を持てない。
臥煙伊豆湖 → 魂だけ未来に飛ばされ、現世では未来に飛ばされる前の大学時代の体を使っている。なので若く見える。

ということなのではないか?と。
臥煙さんは製作総指揮最高責任者なので一番影響が強いのではないかと。
また、臥煙さんはそういう意味でも、“元人間”で、現在は人間ではなく怪異の一つ。

斧乃木余接は脳を持たない案山子、ハートがないブリキの兵隊。
自分がバカだという事実ほどたまらないものは無いと、脳を持たない(オズの魔法使いの)案山子も嘆いていたことだし…とは臥煙さんのセリフ。

あと、猫物語白などでは、さいたまスーパーアリーナの様子が見事に描かれていたけれど、
また、傷物語などは千葉っぽい工場地帯みたいな雰囲気もあったけれど、
それから、「直江津」というのは新潟県に実際にある地名だけれど、
いやいや、文章の末尾を「けれど」で繰り返すと西尾維新の文章みたいになるけれど、
基本的に静岡県が一番近い「直江津」の舞台のような気もする。
伊豆遠江駿河、と、臥煙家の人は静岡由来の名前を持っているし、忍は富士山が見たくて日本に来たとうそぶく。そしてその忍が着地した湖には元々信仰があった。その元々信仰されていた神の一族が臥煙家なのではなかろうか…?臥煙伊豆湖は「ここは静岡県でも山梨県でもない」と言っているが。

:追記…というか、今回のオチ…:

まあ、僕が勝手に考えたこんな推察も、
そして都市伝説・街談巷説・道聴塗説も、
語り過ぎれば、ただの雑談と並んでしまうだろう。

TVアニメ 物語シリーズ聖地巡礼

この物語シリーズをこれから見るという人の為に、
時系列を以下に紹介しておく。

物語シリーズの時系列monogatari_nenpyo



【物語シリーズ】時系列をおさらいする動画



・また、音楽は姉妹サイト「ひろぶろDJミュージック」の方で何度か紹介しています。