しんぼる [DVD]
松本人志
よしもとミュージックエンタテインメント
2010-02-03


鑑賞した日付:2013年11月4日頃
「しんぼる」  作者:松本人志

総合点:2点/100点

気負い過ぎというか奇をてらっているのが伝わってしまうというか、
根本的に映画という物を理解していないような駄作。

最後に深遠なる宇宙とか謎とか哲学的な意味があるんだぞ!と言いたいという事が伝わってしまっては一番カッコ悪いと思う。

昔作った「頭頭」という作品みたいのを作ればいいのに…。
とは思うが、それにしても「映画」というものを分かってなさすぎる。
おそらく…だが、監督の松本人志氏はこれまで、それほど映画というものに造詣が深く無いのでは?
映画オタクなら映画オタクなほどいい監督になる!と言う様な事を言うつもりはないが、松本人志氏は普段、いろんな映画を見てなさそう。

まあ、前回の「大日本人」や今回の作品も、同じようなシュールさを売りにしていると言えばその通りだし、この人はこれで良いのだろうが、やっぱりつまらない。残念。

北野武はお笑いでも映画でも、初めから天才的だったが、この人はそうはいかないみたい。
でもま、何事もそうだけど、何作も作っていくうちに良い作品も作れるようになってくるのではないでしょうか。


というか、他のレビューを見たら小学生など、子供に大人気だったらしい。
壁からちんこが出てきたりお尻が出てきておならをしたりするシーンで大爆笑だったらしい。
「おならプ~」「はい臭いんですけど~」・・・→子供大爆笑。
なるほど。そういう視点で見ればなかなか良かった点もあったのかも。
とは言え、おならとか珍子とかで笑うのは小学校の低学年までだろう。

ダウンタウンの松本人志さんの事は好きだけれど、この映画に関しては、
「映画を舐めんな!!」
と思ってムカついたくらいだ。
餅は餅屋だなとも思わされた。



しんぼる [Blu-ray]
松本人志
よしもとアール・アンド・シー
2013-10-02