2012 (字幕版)
ジョン・キューザック
2013-11-26


鑑賞した日付:2010年12月28日
「2012」  作者:ローランド・エメリッヒ
★★★
総合点:70点/100点

古代マヤ文明によれば、2012年に世界は滅びるらしいです。・・・ん?
今ちょうど2012年なんだが、まだ滅びてはいないみたい。
これは2009年に公開された映画。

絵(映像)は凄いよ。
エメリッヒ作品の絵はやっぱり凄いよ。
絵はね・・。

これだけ凄いコンセプトの映画を、これだけ莫大な制作費をかけてどうして駄作にしてしまうんだろうな。エメリッヒは。いつもいつも・・・。

乗船やそこからの脱出の、典型的なアメリカンエンターテイメントなグダグダはイラナイ。
逆に言えば、そういう典型的なやり取り、グダグダが無ければ、後は悪くない映画だったともいえるのだが、殆どのシーンはその典型的なアメリカンエンターテイメント的なグダグダやり取りシーンである。

ジェームズ・キャメロンのアヴァターなどにも言えるのだが、どうしてこう、もっとすっきりスマートに、普通に良い映画に出来ないものかと思わされる。
危機感の煽り部分も最小限に留め、ストーリーや演出をもっとシンプルにして筋に重きを置けば良いのに・・。ね。

典型的なアメリカンエンターテイメント特有の型にはめて撮ると言う芸の無さ。
どうしてこうも成長しないのだろうか・・?

ただ、事故で死ぬ時ってこんな感じなんだろうなぁ・・・みたいな感覚が凄く伝わってきて、それはリアルで良かったと思う。

悪い部分ばかりではない。
とにかく絵が凄いので何度か見直したくなる映画です。
言うほど悪くは無いかも・・・。(その割には当方の評価は星3つだが・・。)

ノアの箱舟の現代的な解釈の映画。



2012 (字幕版)
ジョン・キューザック
2013-11-26