マネートレーダー 銀行崩壊

鑑賞した日付:2009年010月ごろ「マネートレーダー 銀行崩壊」 
★★★
総合点:70点/100点


「女王陛下の投資銀行」と言われていたイギリスのベアリングズ銀行が破綻した事件の、そこに至るまでの経緯をユアン・マクレガーで映画化したもの。デリバティブ(金融派生商品)取引で約8.6億ポンド(約1,380億円)という巨額の損失を出した28歳のトレーダー(主人公)の話。
たった一人のインターバンクディーラーによって名門銀行がつぶれてしまうのだから、こういう金融関係のシステムとか仕組みとかのいたらなさも表していると思う。勿論、主人公のバカさぶりもそうだが、そういう馬鹿が居た場合の防衛線というか安全装置みたいな仕組みが無いわけでしょう?それが仕組みの脆弱さと言っても良いのかもしれない。

実話なのでストーリー的には良いも悪いもない。
まあ、いろんな意味で良くも悪くもない映画だね。
でも主人公がお金を溶かしてしまった時の焦りとかは伝わってきて重い気持ちにさせらる。
ということはなかなかうまく作ってある映画だとも言える。

あと、ユアン・マクレガーってこんな仕事もしてるんだね・・って言う。

マネートレーダー/銀行崩壊 [DVD]
ユアン・マクレガー
クロックワークス
2001-01-26